◯国と暴力、戦争
国の利益を優先するために、人々の安全が犠牲になることは珍しくありません。
個人やその生命を中心に考えることが、必ずしもできないのです。
国の利益もまた、そこに属する人のためのあるからです。
とはいえ、今や、政治権力者と企業のトップは、安全なところにいて、そうではない人同士が、犠牲を被っているという図でした。
安倍晋三氏の死は、そういう面でも大きな驚きとなったのでしょう。
世界でも、日本と銃とは、無縁のはずだった、それゆえ、警備も対応しかねた。
有力政治家であっても、誰とでも握手できる安全な国であったわけですから。
それにしても手製の銃とは。
人間が進化するのに、道具、つまり武器と暴力で、他の生物だけでなく、同じ人間をも殺害する戦争が必然であった、そして道具はAIとなり、人間に対峙する、これは「2001年宇宙の旅」♯以来のテーマでもあります。
◯定住と国家 血縁と地縁
人間のコミュニティの単位は、家族という血縁でした。
土地を離れ、バラバラになっても、その絆は維持し続けたのです。
定住生活で、地縁が強くなり、自分たちの土地を守るために、後々、国家ができたのです。
人間は、そこにいなくても、その人のことを語ることによって、
存在させることができます。
動物と違い、顔を見ていないからと、必ずしも仲間外れにされないのです。
故人や遠いところの人を思い浮かべることで、時空を超えられるのです。
◯そして、ネット縁へ
ネット社会は、新しい縁づくりのコミュニティとして形成しつつあります。
メタバースは、どのようにコミュニティとして機能していくのでしょう。
PS.先日、クラスターを体験しました。はあ、、。
eゲームに馴染んでいる人には、違和感はないのでしょうね。
中途半端な段階から関わり、そのプロセスで楽しんだり苦しんだりして、好きになったり嫌いになったりするか、完成に近づいたところから接して利便だけ得るのか、悩むところですね。
♯「2001年宇宙の旅」道具を手にした人類は攻撃的になり、その武器で、生物の頂点に、進化の一途を歩みます。
木星に着いた船長ボーマンは、3つ目のモノリスに導かれていきます。スターゲートに包まれ、謎の部屋へ到着。
リオオリンピック閉会式で日本からブラジルに、マリオと化してワープした安倍元首相の演出が偲ばれます。