◯政府のマスク着用の見解
政府は、新型コロナウイルスのマスク着用に関する見解をまとめ、後藤厚生労働相が20日、これまでの「人との距離が十分取れれば、屋外で着用は必ずしも必要ではない」(5/11の松野官房長官)から、
「人との距離が十分に確保できなくても、会話が少ない場合などは必ずしも着用の必要はない」としました。
マスク着用の基準の緩和は、次のような場合です。
屋内で他者と身体的距離が取れて会話をほとんど行わない場合
屋外で他者と身体的距離が確保できる場合、他者と距離が取れない場合でも、会話をほとんど行わない場合
学校で十分な身体的距離が確保できる場合や体育の授業
2歳以上の就学前の子どもは、他者との身体的距離にかかわらず、着用を一律には推奨しない
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
臨機応変は大切ですが、9日経て言い換えた割には、「必ずしも必要ない」と、官僚ことばというか、日本らしいなあ、いつまでも、どう取られても否定できるレトリックをどう考えればよいか、どうでもよいことですが気持ちは晴れませんね。
◯2メートルの距離か、会話なし
ウイルスを含む飛沫が飛ぶ距離は、2メートル、屋外で人との距離が2メートル以上あるか、会話が少ないなら、マスクの着用は不要とみなされたようです。
これをもとに、それぞれが、きちんと個別に考えていくべきなのですが、もう思考停止に陥っている人も多いような気もしますので、まとめていきましょうか。
◯この時期でのマスク着用緩和策
政府としては、いつも通り、他の国が先んじて動き出しているのに、あまりに遅れてはよくないことで出したのでしょう。
ただ、参院選対策もあり、「マスク不用」との断言までは、できなかったのです。
しかし、急に暑くなったために、熱中症で倒れる人を防ぐという緊急的な課題がでてきたのです。
経済的にも、インバウンド需要喚起のため、外国人観光客を受け入れ再開が、6月10日です。2年2ヶ月ぶりですね。水際処置の変更は6/1からです。
外国人の受け入れが多くなると、マスクをしていない外国人との摩擦が起きかねないとかもあるそうです。
まあ、日本人は外国人を特別扱いしますし、今、日本に来るような人は、日本のファンで、郷に入れば郷に従うような人が多いので、あまり心配しなくてもよいと思います。
なんとなくマスクを外すのでは、
自己主張になって、同調圧力に対抗しきれない、
政府が旗を振って、お墨付きを与えて欲しい、
そうすれば、マスクを外しやすいという、
日本国民の気質を踏まえたものなのでしょう。
この問題、なかなか根深いです。