◯Z世代の特質
続きです。この若い世代をZ世代♯と呼ぶそうです。
彼らの口先だけのような言い方や自分しか見えていない理屈っぽさが気になります。表面しかみていない、それはよいとして、それに気づかず、疑いを持たず、先に進めてしまうのです。同じことを検証せず、常に先に新たな情報を追いかけます。フィードバックや確認が雑、ある意味で自省をしないのです。
そこは、ある程度は、若さに共通することで世代を問わないのかもしれませんが。
若い人の話の口調やテンポはとても似ています。もしかしたら50代くらいまでも通じることかもしれません。特に、若いコメンテーター、学者や評論家は、子供のような喋り方や高く細い声が気になります。
体型は、皆ではありませんが、8頭身、羽生結弦さん、喋りは、もう中学生、りゅうちぇる、さかなクン、、枚挙にキリがありませんね。
いや、もう中学生は39歳、さかなクンは、46歳ですから、いまさらですか。
集団の顔にしか見えない園児たちは、小中学校、高校と通じ、個別の人格形成がなされていきますが、小中学生のような感じのままの人も少なくありません。昭和での中学生が、今は新社会人にくらいの年齢相応と思われるくらい、遅れつつあるかんじです。まあ、その分、長寿になったのですが、、。
◯Z世代の思考法
Z世代は、瞬発的なコミニケーション、受け答えに、とても優れています。
テンポののよい短い会話、情報収集力などには、SNSで磨かれた編集力があります。特にビジュアルのセンスは高いです。何かと創意工夫してクリエィティブです。
多様な意見を出すこともできます。とにかくレスポンスする能力は高いです。
しかし、それらを考えて論理的につみ上げていくプロセスは、苦手なようです。ものごとをよく知っているようですが、一つ突っ込むと、裏付けがない、受け売りです。
情報として知っていることが、学んだことになっていて、知らない人より知っているのが優秀なことような勘違いをしているようにも思われます。
自分の体験していないことまでも情報で知ったことで、経験のように思っているのでは、と感じることがあります。
「自分もそのくらい考えていた」「同じことを考えたことがある」など、頭だけで、実際にやった人と同じようなことができる気になっているような、自信過剰というか、総体的な把握ができていないように思うことも多々あります。
◯Z世代の考え方と行動
以下、私なりの偏見と独断での決めつけです。
Z世代は、堅実な考えを持ち、保守的です。
情報のアクセスが容易で大量のため、最初から、選択、絞り込みにフォーカスしていて、自らゼロから選択技以外に考えようとはしません。クリエィティブな能力もそうした選択編集能力ということです。
そのアルゴリズムで情報操作されることには無頓着で、情報を信じ、情報ソースの確認もいい加減です。
ランキング、評判、見た目で判断する。
自分に興味関心あること以外は、スルーする。
相手の真意や本音を深追いせず、相手の関心に興味なく、表面上の情報交換で満足する。
近々のワイドショーかYahooニュースのような話が多い。
切り出した話材に反応しないとすぐに切り上げる。
知らないことも聞き返さず、スルーしがちである。あとで調べるようなふりして調べない。
◯Z世代の人間関係
ポジティブな感情を抱いている相手に対しては、素直にがんばります。
仕事では、転機を好まず、出世より、安定した職場環境、そして、終身雇用を望みます。
空気を読むために、目立ちがりません。仲間の意見を無視してまで、自分の意思や正義を貫く勇気はないようです。
協調性が高く、多数決や主張の強い人に巻き込まれます。
内面がとても繊細です。ハラスメントの中で育ってきたせいか、理不尽なことに対して、耐性を持っていません。
打たれ弱いです。言われたことを必要以上に気にします。
人間関係をとても大切にしています。プライベートも大切にします。広く浅い付き合いばかりか、狭く深い付き合いだけか、けっこう人によって偏向しています。
ただ、どちらも、よい人間関係を自ら築いたり改善することが難しく、居心地の悪いと感じると去ります。無理じいをしません。ともかく争いごとや論争を嫌います。
言われたことに違和感を持つと反論せずにいなくなります。そこに出てこなくなります。解決する努力や必要性を感じず、面倒なことは、諦めます。しつこさや執拗さとは無縁です。総じて、草食系っぽいです。
以上、まさにステレオタイプ論で、並べてみましたが、この世代、団塊の世代のように一括りにするには無理ですね。一つの見方として、参照ください。
次回、現代における、この世代の意味について、考察、そして、アドバイスを加えたく存じます。
♯ジェネレーションZ(英: the generation Z)、Z世代とは、1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代。生まれながらにしてデジタルネイティブである初の世代。ジェネレーションYに続く世代で「Z」。「スマホ世代 (iGen)」「Zoomers(ズーマーズ)」
多くのインフルエンサーが登場している。
検索エンジンで世界中の情報を瞬時に検索し、SNSで他者と繋がることを前提として生活しているため、インスタントな物を好む傾向にあるが、古典的なアナログ中心の生活に対して新鮮味を覚える事も多い。
義務教育と高等教育の両方で、全社会的に実施された遠隔教育(オンライン授業)を受ける最初の世代。
2020年時点で世界人口の約3分の1を占める。日本では、2020年6月時点での10歳〜24歳の人口は1752万人であり、総人口の7分の1弱、約13.9%。(Wikipedia抜粋)