fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

日本に埋もれないように

◯資本主義の機能不全

利回り、つまり、利子率の低下が、20年も続いています。資本を投下して利潤を得て自己増殖させることが、資本主義の基本的な機能です。ですから、資本主義が機能していないということになります。

資本主義は、フロンティア、つまり、進出、拡大していける周辺が、必要なのですが、それが、もう地理的、物理的空間にはなくなったのです。20世紀の終焉とともに、です。

そして、資本のための資本主義が、民主主義を破壊していきます。民主主義は、価値観を同じにする中間層があってこそ機能するのです。

バブルが崩壊すると、金融システムが危機になるので、公的資金が投入されて、さらに成長神話が続きます。しかし、そのツケは、一般の国民に及びます。解雇や賃下げとなり、正規雇用社員が多くなるのです。

 

◯あえて日本の充実から離れる

私は、20年ほど前から、世界のどこに行っても、買うもの、食べるもの、観るものと、以前ほど刺激や満足にならないことを感じてきました。狭い日本の国内の方が、いろいろと気づいたり満足したりするなら、効率的です。日本中の観光地が整備され、いろんな工夫でサービスもよくなり、楽しめるようになってきたこともあります。その点では、料理や接客サービスは、海外を追い越したといえるでしょう。

海外の物価が上がり、円の使い勝手が悪くなってきたこともあって、海外渡航や留学も減ってきました。今の若い人たちが、あえて海外に住もうとか旅行に行こうと思わないのもわかります。

東京のデパ地下の方が、より美味しく安く、世界中のものが手に入るからです。でも、それで楽というなら、お年寄りと同じです。

だからこそ、今こそ、海外に行って、経験を積む意味があるのです。

 

◯海外でタフになる

私も多くの国に相当な無理をして行きました。できるだけ、はじめての体験をしたかったのです。不便で苦労しなければいけないところに行くと、たくさんのことが学べます。

時間があってもお金がないときには、その分、知恵を出すことが学べます。いろんな人に知り合える機会が持てます。体力があるから、大いに欲求を満たすように動けるのです。

 

海外で鍛えられると、日本で生きていくのは、楽になります。日本でも苦労していると言われるかもしれないですが、日夜、ピンチに、ときに生命の危険にさらされるようなことは、ありません。予定が変わったり、約束が守れられなかったり、第二、第三の手段を常に考えておく必要もありません。騙されないように人を判断することも、いちいち釣り銭を確かめたり、ホテルのトイレのドアは閉めないようにしたり、財布を人に見えないようにすること、荷物を肌身外さないことなど、気にかける必要もありません。値段の交渉もしなくて済みます。

 

若いときに、挑戦、冒険したことは、生涯、何倍にもなって返ってくるでしょう。

何よりも、個人としての体験ですから、大きな自信になると思います。