北京オリンピック終りました。
羽生結弦選手の中国での人気は凄いものですね。
腐っても鯛、ゆずってもユズル、です。
◯歴史ドラマの視聴
最近見た歴史ドラマ
昔ドラマとして見ていたのを役者で見るようになりました。
「蝉しぐれ 」藤沢周平 89分×全3回。東北の小藩・海坂藩、武家の文四郎が、父の仇を討つまでを、初恋の女性ふくとのラブストーリーと絡ませて描く。出演 内野聖陽 水野真紀 勝野洋 竹下景子 石橋保 宮藤官九郎 村上弘明 石橋蓮司 柄本明 平幹二朗 ほか 。
「聖徳太子(厩戸皇子)」蘇我馬子との対立や新羅からの武人との友情を交え、壮大なスケールで描く。本木雅弘、松坂慶子、緒形拳、中谷美紀、宝田明ほか。
「大化改新」 前.後編。飛鳥時代、中臣鎌足と蘇我入鹿の友情とその結末。岡田准一 渡部篤郎 木村佳乃 山口祐一郎 小栗旬 伊武雅刀 大杉漣 高島礼子 原田芳雄 仲代達矢ほか。
「風林火山」前後編 山本勘助の愛と野望の戦国ロマン。里見浩太朗, 池上季実子, 舘ひろし, 古手川祐子ほか。
〇武士道と大和魂
武士道は、厳しい規律と自己抑制、運命への服従、忠誠心を基本とします。
自己に打ち勝つサムライ精神です。それはある面で、
お金には貧しい人の文化です。清貧、武士は食わねど、、です。
侘び、寂びなどは、滅びの美学でしょう。
何もないところから独特の美が生み出されてきたのです。
結局は、日本は、辺境のふきだまり、出口がないのでしょう。
〇日本の文学 物語
時代の危機を人々に予言するものとして、文学や詩があります。
人間は、自分の体験を普遍的なものとして、ことばで表現することができます。
未来に歩み続けるためには、過去やルーツを振り返らなければいけません。
なんとなく話が作られ、なんとなく信じられ、受け継がれ、通じていくのです。
実証的な分析などをしないから、神話や物語に溢れています。
自然と調和しながらも、守り抜かれてきたのです。
〇日本の神と水
日本の神は、古事記でも300以上出ています。
水蒔きの神のように、行為そのものの神もいます
泉、池、滝、蛇、池と島と弁天の崇拝、これらは、水に関係あるところにあります。
アニマの象徴です。
ユングの場合、個の断絶が消え、他人や過去につながり、安心感となります。
無意識層には、暗いものだけでなく、お宝も隠されているのです。
原型とは、形の伴わない力、エネルギーです。
神道、大気そのものの中に何が感じられましょう。
「朝日に匂う」には、神々しいもの、恐れ多いものを感じます。
◯日本の自然と行動原理
幼い頃の 日本の風景を思い出すと、
下駄、線香、風鈴、床几、ススキ、トンボ、夕焼け、全て、静かです。
日本では、自分の価値基準に従った行動の原理を通すと、
頑固者、偏屈、風変わりな奴となります。
多湿がちな日本では、景色が鮮明に見えないことが多いです。
ひいては、ものを明晰に見極めないことの通じるのでしょう。
また、自然が厳しく、それを克服しないと死んでしまう地でなく、
自然に適応するだけで生きていける地です。
どちらにしろ、人間の意思や能力を超えて、ものごとを支配する力が、神の意思です。
日本人は、原始から現在まで何でも伝え残すことに、まめでした。
儀式などのしきたりなどもよくよく守ってきたのです。
ですから、宗教や文化、芸術を研究する人には、宝の山なのです。