1/9明治神宮参拝、かなりの人出で感染対策での入場制限でした。神恩奉賽で奉納。
ここのところ、民主主義や資本主義の危機で、その信頼が揺らいでいるように思われます。
〇お金の誕生
商品は、人間の欲望を満たすもので、値段がつくものです。
日本では、縞のネが値となり、中国では、貴重な子安貝が使われました。紙幣の弊は布のこと、ローマでは塩(サラリウム)が兵士のサラリーとなりました。
〇生産と分配
ものをつくって売るのは、生産者。
仕入れたものを高く売るのは、商人。
もっているお金の金利で稼ぐのが、金貸しです。
サラリーマンの賃金はなんらかの生産によるものですが、バンカーの報酬は分配によるものです。
生産は分配に勝てない、これが今のところ、資本主義の行き着いた先のようですが、生産の喜びは、分配に勝る、創造的になっていくなら、ということだと思います。
金融市場より、農業生産の方が、まともって、誰でもわかってることじゃないでしょうか。
今利益を上げている企業は、海外の売り上げメインで、国内で稼げないところが多いのです。それもあってか、、日本の従業員の賃金はあげにくいのでしょう。
〇改革と対処
改革にも、道徳、倫理よりは、権力の維持が優先されがちです。
また、一挙に社会の問題は解決できると考えると危険です。
コロナ対策では後手に回っている日本ですが、案外とその緩やかさが、よかったとなる可能性もあります。今回のような日本人には弱い感染に対して、に限りますが。
〇唯物論
唯物論では、存在が意識を規定する、となります。
上が下を抑えきれなくなり、物事はひっくり返されていくのです。
そういえば、ロシアの革命は、実質、労働者ではなくエリート主体でした。
マルクスのいう資本主義の発達した段階での革命には、ほど遠かったのです。
なのに、中国や東欧のモデルになったのです。
ちなみに、ベネズエラでは、選挙で選ばれたチャベス大統領が憲法改正で、社会主義にしました。
日本という国は、そうして見ていくと、世界のリーダーにはなれそうもないのですが、世界の仲介役としては、もっとも貢献できる可能性があるように思うのです。