◯文字は超える
声は、発されては消えるものでした。そこで文字が発明されました。文字は残り、見直すことも人に渡すこともできます。
次の時代や遠い地域の知らない人も、その知恵を知ることができます。時間の差を埋め、他人の経験した価値を得ることができるようになったのです。
◯印刷は広める
文字による記録と伝承の有無が、未開のままの民族と発展する民族とに分けました。つまり言葉として音声だけを持つ民族と、それを文字にできる民族とに差がついていったのです。
それは印刷の発明によって、さらに大きな差になりました。紙の発明に次ぐ大発明でした。
◯ネットは格差となる
そして今や、ネットによって桁違いの格差が広がっていっています。
ネットになっての最大の違いは、国家や民族でなく個人において著しい差がつくことです。
ネットは、ある面では自分次第であらゆる可能性を最大に追求することができます。100億円払って宇宙に行った前澤友作さんのように。今年は大富豪民間人29人が宇宙に行ったそうです。
一方で、あらゆる可能性を奪われてしまい生きにくくなってしまう人がたくさん出ることにもなります。
◯映像・音声の100年、10年
今や文字だけでなく、映像も音声も残り、伝え、シェアすることができるのです。
こうした技術は、100年以上前に出ていましたが、誰もが使えるようになったのは、ここ50年です。
そして、誰もがいつでも使えるようになったのは、ここ10年くらいのことです。
このようなすごい変化をの中を私たちは生きているわけです。この変化はさらに速くなっています。その未来を決めるのは、何なのでしょう。