fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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自立 国の主権と個人の自立

今の日本の根本的な問題は、アメリカに支配され続けていることを黙認してきた結果、起こってきたことが大半です。

日本では、戦争を知らない子供たちは、主権を知らされないまま育ち生きてきました。そして、知らずに、いや、知ろうとせずに従属し続けてきたのです。ということでは、自立とかけ離れているわけです。

 

湾岸戦争から30年となります。そのとき、膨大な金額を拠出した日本がクウェートに感謝されなかったのは、「人命の犠牲を嫌い、出兵をせず、金で済ましたから」と言われていました。そこで海外に派兵するような体制に進みます。翌年、自衛隊PKO国連平和維持活動への参加を可能とするPKO協力法が成立、まずカンボジア自衛隊が参加します。しかし、ドイツは、同じく非戦協力なのに、感謝広告に掲載されています。

日本が出した130億ドルのうち、クウェートに渡ったのはわずか6億3千万円、あとは、アメリカの軍費に払われていたからです。どう見ても、アメリカの策略、こうしたことに黙って耐えなければいけないのは、国としての自立、つまり主権を持った独立をしていないからです。

 

日本は、いろんな情報を伝えられてから判断する、その情報源のほとんどは、アメリカが中心の海外のメディアや情報機関です。情報は必ず操作され、与える方に都合のよいように伝えられるものです。

アメリカもまた、かなりの誤報、いや人為的に作り上げた虚偽の情報を流してきたことは、何度となく、ばれているわけです。ばれてないものを入れるとどのぐらいあるかわかったものではありません。

 

今後、日本は改憲に向かって進んでいきそうですが、コロナ禍も含めて世界の情勢と根本的な問題から、きちんと把握して長期的戦略、ヴィジョンに立ち、積極的に動いて欲しいものです。