fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

歴史から学ぶこと 衰退した中間層

何かを見たり知ったりしたら、自分がそこにいたら

どうしたのかを考えましょう。

テレビや映画でもいいでしょう。

ここではなく、そこにいたら、

今ではなく、そのときに生きていたら、

自分ならどうしたのか、です。

 

今から考えてみると、1980年代は、

自由と民主主義、報道の自由と知る権利が整いつつありました。

権力をチェックする小うるさい中流層の存在があったからです。

リッチでなくとも貧しくない多数の中間層の力が、

社会の安定には欠かせません。

社会の動きに関心を持ち、働きかける力を持つからです。

それは、独裁やそのための隠蔽を防ぐ力となります。

 

なによりも、事実を知ることが、重要です。

その上で、法を超える正義があるという感覚が必要です。

 

当時から比べると、中流層が貧しくなり、

国際的にも上位にいられなくなった日本、

事実より空気に流される人が増えて、

今の日本は、かなり危険な状態にあるように思えます。

 

そこで、考えましょう、ということなのです。