何かを見たり知ったりしたら、自分がそこにいたら
どうしたのかを考えましょう。
テレビや映画でもいいでしょう。
ここではなく、そこにいたら、
今ではなく、そのときに生きていたら、
自分ならどうしたのか、です。
今から考えてみると、1980年代は、
自由と民主主義、報道の自由と知る権利が整いつつありました。
権力をチェックする小うるさい中流層の存在があったからです。
リッチでなくとも貧しくない多数の中間層の力が、
社会の安定には欠かせません。
社会の動きに関心を持ち、働きかける力を持つからです。
それは、独裁やそのための隠蔽を防ぐ力となります。
なによりも、事実を知ることが、重要です。
その上で、法を超える正義があるという感覚が必要です。
当時から比べると、中流層が貧しくなり、
国際的にも上位にいられなくなった日本、
事実より空気に流される人が増えて、
今の日本は、かなり危険な状態にあるように思えます。
そこで、考えましょう、ということなのです。