fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

手あてとセルフメディケーション

動物はなめて傷を治そうとしますが、霊長類は、手でセルフメディケーションをします。

  1. セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち軽度な身体の不調は自分で手あてすること、と世界保健機構WHOは定義しています。

毎日の健康管理の習慣が身に付く

医療や薬の知識が身に付く

疾患により医療機関で受診する手間と時間が省かれる

通院が増えることで国民医療費の増加を防ぐ

などです。

 

チンパンジーからは、自分以外の仲間を治すようになるそうです。つまり、共感して治療するのです。

手が自由になったことは、二足歩行のもたらした最大の利益の1つですが、単に道具を使うだけでなく、仲間とのコミニケーションをとる上で、とても重要な役割を果たしたのです。

たとえば、手をつなぐと、危ないところを助けたりするだけでなく、お互いの心を通わせたり、慰めたりする役割を果たすのです。

それは、反面、殴り合うことにも使えます。道具をつくり、使って、つまり、武器で何倍も、残虐なことも行えるようになったのです。

それとともに、手で絵を描いたり、文字を使えるようになったことが、とても重要です。二足歩行によって、大きくなった頭を支えられるようになり、脳も進化しました。

それが、今はスマホを持って歩きながら、猫背の悪い姿勢となって、免疫力の低下をもたらしています。道具も、簡易化され機械化され電子化され、筋肉を使わなくなっています。これまた進化ゆえの退化かもしれません。だから、鍛えなくてはならないのです。

自然なものから十分な栄養がとれなくなりサプリをとるように、普通の生活で肉体を使うことがなくなると、ジムなどに通って、筋力保持が求められるわけです。もちろん、頭も使わなくては、ダメになります。