fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

オリンピックとSDGs 環境問題

日本でも、ようやく芝生の運動場を広げる運動が起きてきたそうです。

DDTなどでの鳥の減少から「沈黙の春」(レイチェル・カーソン)が書かれました。

1962年のことです。DDTは日本人にはとてもなじみのあるものでした。そして、この頃から日本の公害が大問題がとなり、いろんな対策がとられていくのです。

先日、研究所のスタジオで、ある雑誌の写真撮影が行われました。9月下旬公開の映画MINAMATA、ジョニーデップ主演、の関連取材です。テーマの水俣病については、日本人として別の面から学んでみると良い機会だと思います。

 

人間は自然をコントロールして、自分たちの糧としてきました。その中で数多くの失敗をし、大切な資源をどんどん無駄にしてきたのです。ヴィクトリア湖に人が持ち込んだナイル・パーチは、増加しすぎて減少に転じました。

今回のオリンピックは、コロナ禍のせいで、復興五輪とは名ばかりのものとなりました。しかし地震津波、火山のような自然の大災害は、簡単に対処できるものではありません。

それに対して、自然のコントロールは人間が行ってきたことです。だから可能なところもあるのです。日本の公害での空気や河川の汚染は、改善されました。世界ではオゾン層破壊が止まりました。コロナ禍でも、世界中の環境はすごく好転したようです。人間が動くことがいかによくないのかが証明されたわけです。コロナ禍は、地球の自浄作用になったのです。

 

折しも今年度は、世界中で大規模な気候変動による自然災害がたくさん起きました。まさに環境問題と直結したことが沸騰したのです。

グレタ・トゥーンベリが現れたのは、その前兆だったのでしょう。彼女は2003年生まれ、15歳で活動、アスペルガー症候群をスーパーパワーに変えてしまったのです。両親は、俳優とオペラ歌手です。そして、ここ1 、2年の間で、この環境問題は、危機感を持って急速に重要視され、大きな転換期を迎えようとしています。

 

またパラリンピックは、多様な存在を認めるということで、これもまたオリンピック史上の大きなインパクトを与えたのです。パリでは、オリンピックとパラリンピックを合わせるような方針もあるそうです。無理に男女混合チームにして競技をするのが気になりましたが、それよりは、そのほうが賢明なことと思います。