fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

特1「才能と努力と“空気”」(18)「シニアの義務」

今の日本でも、権益と自己保身にたけた人が権力を手離さず、それにうんざりした人から去っているのが、とてつもなく沼を深くしていっているように思えます。

日本のリーダーが頼りないのは、リーダーがいなくとも、成り立つほどのよさでもあったのです。外圧でしか動かない、とことんやられてから立ち直るという忍耐、努力の国民だったからです。

で、まとめようもないのですが、「自立したら本音がいえる」ということでは、それなりの地位にいて、自立できているシニアは、それまでの権益(利権・地位)にしがみつくことを潔く捨てることです。これ以上、後進の悪い見本にならないようにすることに思います。若い人に任せてサポートに徹することです。主役でなく脇役か裏方にまわることです。

本人が○○(国、会社、警察、病院など)のためにがんばっているのが一番よくないのです。公のためと言いながら、改革の一番の邪魔になっているのです。コロナ禍が、シニアに対し自粛せよと伝えたと思うべきです。