日本人は、右肩上がりの経済成長のなかで、他の国との関係も、自分たちの将来のこともスルーしてきたように思えます。これは、備えや自制をせず、次代へつけを回しているといえます。
それとともに、私生活、私企業と公共サービスでの問題が目立ってきました。
公共サービスで、地域コミュニティは衰退、崩壊していったともいえます。過疎地、下請けに押し付けていくだけでなく、国民を一方的に他に任せてサービスを受ける依存体質にしていったのです。
家には救急箱も工具箱もなくなり、パンク修理さえしないようになりました。必要なものを全て他へ任せていると、いつか、いえ、危機の際には、孤立しかねません。
村八分があったときでさえ、残りの二分の消火は延焼、埋葬は感染予防のための自衛とはいえ、非常時として協力する体制はあったのに、です。