fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

「外来文化と土着文化の2重構造」

日本文化は、他国から文化を取り入れるとき、昔からあったかのように変えていくのであって、格闘をしないのです。異教を普及した国としては、いわば“泥沼”(遠藤周作「沈黙」より)ということです。

 日本人の場合、神と集団(講)であり、神と個人ではありません。頼母子講、無尽講など、相互扶助です。

実利的、無思想、日和見的といわれ、外部をもたないのが日本人です。よそ様とうちとの二重構造と言われます。外を考えるのなら、外―個人に対し、外―内(私たち)となっていたわけです。