fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

「『Dalida』と自死」

Dalida ダリダ」(2016)を観ました。そう、あのサンレモのとき、彼女はルイジ・テンコのそばにいたと思い出しました。「青春の墓標」で茶番と叫んで出ていったように、彼は生きるのには、あまりに繊細でした。(それは曲を聞くとわかります。ダリダの「灰色の途」にも通じますが、)映画では「Angela」が流れていました。

Se Stasera Sono Qui」「Quando」は、私とカンツォーネとの関係を決定づけた2曲でした。

34歳のときの後追い自殺未遂、そして54歳でのピリオド。他に2人自殺します。アランドロンがでてこなかったのは、今も生きているからでしょうか。(1973年の大ヒットしたダリダとアランドロンのデュエット曲「甘い囁き」、これもカバーでしたが。)

自死については、とても深い問題です。自らを殺す自殺とは、私は異なると思っています。それについては、またいつか。

ルイジ・テンコ(1938-1967

ダリダ(1933-1987