1899年「武士道」(「Bushido the Soul of Japan」)新渡戸稲造
仏教、神道に源 義勇仁礼信誠忠智名誉克己
仏教 禅 死生同一/神道 上位存在への畏敬 己の分を得る 絶対的服従/儒教 五常 仁義礼智信/朱子学 上下の秩序/陽明学 理論と行動の一致
「花は桜木、人は武士」義士「節義」/刀 切腹 ハラキリ 霊魂は腹に、武芸と学問
仇討 目下はだめVS「騎士道」騎兵戦士、自腹、キリスト教、身代金、女性
「かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」吉田松陰
「敷島の大和心を人間はば朝日に匂う山桜花」本居宣長
「武士は食わねど高楊枝」禁欲 金銭感覚なし
正義、義理、胆力、情け、憐み、真心正直、×臆病、卑怯×
名誉、名、面目、外聞、忍耐、寛容、忠義、孝、粋
「武士に二言はなし」「ならぬ勘忍するが勘忍」
品性、叡智、潔癖、克己「己に克つ」、寡黙
(鎌倉)弓馬(弓矢)の道「十訓抄」 武芸
1100年頃 闘戦経路 儒学者、大江匡房「我が武は天地の初めに在り、…」
10世紀前半、「今昔物語集」源充と平良文の「兵の道」「弓煎の道」「平家物語」
1221年 承久の乱 道理=心の上手
1232年 貞永式目 坂道武士道の習い 死後の名を惜しむ
(室町)礼節 形は心の表現
(戦国)男道
(江戸)士道
1643年頃 宮本武蔵「五輪書」兵法/「武道初心集」大道寺友山(~1730年)
1665年「山鹿語録」の「士道」山鹿素行 士道武道←1643年「士鑑用法」北条氏長
1716年元禄時代「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」
「葉隠(葉隠聞書」肥前鍋島藩 山元常朝(1906年普及)→日本陸軍
「甲陽軍艦」小幡景憲 武士らしい勇ましさ、武道と分別
「常山記談」湯浅常山(じょうざん)/「名訓家訓」宝嶋巣
「文武訓」貝原益軒
名乗りとことば戦い(ヤマトタケル「言向け平和(やわ)す」)
熊切蕃山 文武=道の士
1850年 斎藤拙堂「士道要論」で武士道批判
日本は武国(中国=文)
1853年 「武学拾枠」星野葛山
1844年 「尚武論」中村中
1856年 「武教全書講録」(松陰)(「武教全書」(素行)を講じる)武道、武士道
(明治)政府、武家支配の否定/サムライの国ニッポン
倫理、道徳
1887年 山岡鉄舟「武士道」講義1902年出版 皇祖皇宋
欧化政策
1891年 「やせ我慢の説」福沢諭吉
1894年 「基督教と武士道」植村正久
1898年~ 雑誌「武士道」大日本武術講習会
1927年 「武士道史十講」清原貞雄
(昭和)1941年 戦陣訓/責任感 和の心
無頼、ヤクザの行動原理(保立道久、野口実)
1916年 津田左右吉 武士道批判/折口信夫「ごろつきの話」
1802年「武学啓蒙」力丸東山
(現代) 精神的継承
ノーブレス・オブリージュNoblesse Oblige/時代劇、「時代小説」/映画「ラストサムライ」「武士の一分」「武士道シックスティーン」
「男は黙ってサッポロビール」
忠臣蔵「友情、努力、正義」(少年ジャンプ)
スポコンもの 柔道 「品格、礼、恥」「清く正しく美しく」
体育会系部活、野球部「上下関係、絶対服従」
高度成長期、エコノミックアニマル、会社人間、モーレツ社員、電通「鬼十則」、みそぎ研修「地獄の訓練」
「人のため、自己犠牲」
(参考文献)
武士道の世界 イーストプレス/日本人なら知っておきたい武士道 武光誠 KAWADE夢新書/戦場の精神史 武士という幻影 佐伯真一 NHKブックス/武士道とキリスト教 笹森健美 新潮新書/武士道解題 ノーブレス・オブリージュとは 李登輝 小学館文庫/武士道入門 枻出版