グローバル化とは、スピードとコストパフォーマンス、つまり効率化です。その担い手は、自由をヴィジョンに掲げるアメリカです。民主主義と農産物と兵器で世界のアメリカ化を目指しています。
グローバル企業では、株主がエリートです。彼らは財を海外へ移転します。今や、国がなくなっても困らない人がエリートなのです。なのに、そういう人たちが国を動かしているのです。当然、国は食い物とされ、そのツケは国民にくるわけです。日本も似てきています。
資本主義は、資本家のものゆえ、消費者が成り上がっていくのを好まないのは自明です。
アメリカは、世界のポリスとして世界の秩序の負担をしていたのです。
その分、アメリカの富裕層へ日本人の資産を移す。たくさん働いて海外の投資家にすべて吸い上げられてきたのが日本人です。グローバル化は、アメリカといくつかの国を除くすべての国を滅ぼしかねないのかもしれません。