fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

その後は自立を 2016/07/25

 自信をつけるのも、自己肯定感を高めるのも、前向きな思考になるのも、自らの足で歩むことからです。それは自分の努力が足りないとか、自分が変わればよいということではありません。それよりも、別の問題、組織や人間関係での問題もあるのです。だからといって安易に自己肯定してもよくないでしょう。どちらに偏るのでなく、それぞれに考えることです。アーティストなら、まわりより自分です。まわりとうまくいくこ。とが目的ではないからです。
 他人が悪い、自分が悪いとなったら、「前世が悪い」となりかねません。(近所の医者はやぶだから、大学病院にとか権威に頼る人もいます。一方で、近代医療、医師は無能であり、代替療法、気功、スピリチュアルな方法が、何でもすぐれていると信じてしまう人もいます。自分の人生の判断のミスを自分以外のもののせいにできるなら、そこへ委ねるというのは困ったことです)
 責任を負ってまで仕事で目立ちたくない、リスクをしょってまで、便利で安全な日本から出たくない、家族から自立したくない。
 「私に責任はない」なのに、うまくいかないのは、「○○のせい」「だから懲らしめよう」とか、「なのに、うまくいっている○○はおかしい」「だから貶めよう」とか。
 最悪の状況、自殺などから抜け出すための手段を、その後にまで使ってはいけないのです。まして、同じような考えの人に拡散して、その支持で自らを正当化してはいけないと思うのです。
セーフティネットが、最悪の状況を抜け出す手段であって、生涯を依存すべきものとしては望ましくないのと同じです。何よりも本人のためによくないのです。
 それは、震災の被害者に働き口を与えず、お金を与え続けるような愚かなことでしょう。