fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

アダルトチルドレン 2016/07/20

 アダルトチルドレンは、元は、アルコール依存症の父親の顔色をみて育った子供が大人になって、自分の意志を出せないというような障害でした。それが親のせいで生きづらくなったように使われ、自分は悪くなく、家庭のせいだということで多用されるようになったのです。

 PTSD(心的外傷ストレス障害)も、元は、命を脅かされるようなレベルのトラウマであったのが、受け手の感じ方によって自由に使われるようになり、何にでも当てはめるという困った傾向になってきました。

 うまくいないのは自分が悪いと自責する人には、これは救いとなったのですが、そこから自立して歩んでいくはずが、そこに留まって、何かあれば、親のせい、他人のせいにして内省にいたらず、本人が先を歩まない理由として使うようになる、つまり、いつも外を攻撃するようになるのです。

 いわば、社会的弱者へのセーフティーネットとして、食べ物を与えているうち、「もっとうまいものをたくさんよこせ」と言い出すようなもので、これは、ホームレスなどによくある話です。