fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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平和と自立 2015/03/05

映画を2本
 「大統領の執事の涙」、白人に親を殺されたが、執事としての仕事を得られた。そこで満足して幸せを感じ、子どもに白人に逆らわぬように諭す。しかし、子はフェアを求め、公民権運動をする。最後に親は、子に「お前が正しかった」と謝る。
 「マダム イン ニューヨーク」は、インドからニューヨークに渡った妻が、教室に通い、夫からの自立心を養っていくストーリーです。三船美佳さん?
 移民問題において、苦労して他国に入った世代は、何とかそこに溶け込もうと我慢して振舞いますが、そこで生まれた二世らは、差別は我慢ならない、理不尽だとなります。
 中国や韓国では、実際の差別を経験していない世代が、親の世代までの差別の怒りを日本に対してぶつけているのですが、何となく私にはすべてが統べられてみえてきたのです。
一世代あとの方が恨みは大きいとしたら、二世代あとはどうなるのだろうと思うのです。
 日本人の平和呆けは、あるとき一気にどんでん返しになりかねないと。1937年くらいの世相をみると恐ろしく思います。今は、もっと早くすべてが変わるのですから。
 特に、若い人はそういう意識もなく、この時代を受け止めています。日本が、世界でもてはやされ、立派ですごいと外国人に言わせる番組や本が多いです。ある面で、大きなコンプレックスの証明であり、かつ、そうやってちやほやしない人を嫌悪することになりかねません。異なる考えの人とうまくやっていくのは、体力、気力がいるのです。もはや、海に守られた国ではないし、この体力、精神力、抗菌消臭で免疫力のおちた国は、ウイルスなどに世界一弱くなっていると思うのです。富士山でも噴火したら、その灰で全滅しかねない。
 とにかく心身を若いうちから鍛えてください。団塊の世代のような競争や見栄がなくなったのはよい面も多いのですが、自分のことは自分で守らないとだめなのです。