国民個人背番号制になり、その情報がビックデータとして、個人の識別で使われると、統治者の絶対的支配下に置かれるリスクが増します。現在のパワーとは、まさにこの情報力なのです。情報が蓄積され、それをシェアして使えることは、何をもたらすでしょう。
情報化というのは、情報の公開、つまり機密事項の透明化ですから、物事の裏を知ることができるようになります。すると、不満を持つ人の方が多くなるはずです。同じような労働で別の人と収入差が10倍もあることを知ったらどうでしょうか。知った方も知られた方も、それによって心穏やかになれないだろうことは想像に難くありません。
そして、不安も増えます。ここのところの、世界情勢をみてもわかるように、デモや暴動も増えるでしょう。しかも簡単に連動、拡大するでしょう。そういうツール（SNS）があるのです。
インターネットを解禁したアメリカの狙いは、情報の把握とともに情報化により共産主義を壊滅させようとしていたのは明らかでした。そうなると、私たちもアメリカ産のグーグルやフェイスブック、ツイッターをこんなに盲目的に使ってよいのかということですが…。
ヴィジュアルのようにハイスピードで一般化していかないとしたら、動画の中でも露わにみえない音声での優位は逆に続きそうです。つまり、音声に関心を持つ人は、持たない人よりも多くの情報を得られるということです。ますます本格的に音声に関しての研究開発が進んでいくことでしょう。
