fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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「マーガレット・サッチャーの残したもの」 2013/04/12

 48日(2013年)87才で逝去。今も賛否両論ある「鉄の女」サッチャーの政治ほど今の日本にいろんなヒントを与えるものはないと考えます。「落日の帝国」、特に1960年代からの停滞を患う英国病のただ中、植民地を失い過去の略奪の蓄財でしのいできたイギリスで、私が彼女を強烈に意識したのはフォークランド紛争での戦闘でした。「武力でイギリス領土を守る」という領土に対する揺るぎのない考え、国民の生命、財産を保護するための国=領土という、近代思想そのものの実践だからです。(つまり、帝国主義ということです)その後アメリカと、石油を武器にしてソ連を崩壊させたのも、まさに日本を敗戦に追い込んだのと同じやり方だと思うのです。さらにサッチャー新自由主義を倣うかのように、今の安倍政権もまた同じ路線へ踏みだしているようにみえます。それがこれから大きく賛否両論に分かれていけば、まだよいと思うのですが…。