感動は本質
目を弱めて 大局を捉える見の目と
目を強めて 細部を捉える観の目
「目のおさめ様は 常の目より細やうにして
うらやかに見る也
目の玉を動かさず 敵合近く共
いかやうに遠く見る目なり
その目にて見れば 敵の業は申すに及ばず
両脇までも見ゆるなり
見観二つの見様
観の目強く
見の目弱く見るべし」(宮本武蔵)
(「97歳の書『正念場』の中川一政氏を偲んで、私の好きな佐藤忠良氏も先日、亡くなりました。ちょうど、その3日前、氏の作品、帽子の女たちをみていただけにショックでした。」)