fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2010年、先がみえてこない(2)

資産や税で生活の保障されている人は、だからこそ道徳「商業の道徳」を説くのはよいと思うのですが、なぜストックしておくのかがわかりません。
政治にばらまいてはいるのでしょうが。
私の周りにも「稼ぐのが悪い」という単純な人はたくさんいます。
しかし、そこで雇用が生まれ、他の人の生活の支えともなっていくのですから。
稼がなくては、仮に私がそうしなくとも、他の誰かがそうするのでしょうが、皆でたくさん稼ぎ、多くの人がシェアできるビジネスモデルこそを考えるべきことが雇用創出の手段でしょう。

雇用創出を第一に掲げつつ、施政方針では、経営者は儲けてずるいとでもいいたげでは、政治家は野心と欲の塊だというくらいのステレオタイプ、いつも稼ぐための具体策がないのが、頼れない原因とわかってきました。彼の言う「かつての社会が理想だった」のは、その時代においてであり、もし今なお、それが理想なら、なぜ世の中がよくなってこなかったのか、その現実をみないために、どれだけ歴史は過ちを繰り返してきたのでしょうか。
モラリストが過ぎると、経済も企業も、ひいては国をも亡ぼしかねないのではないでしょうか。

「勝負しないが勝ち」で、日本は発展してきたのは事実です。
だけど、そのために一人負けしていく路線がひかれているような気がします。
それは、次代を支える人間の体力、夢、やる気でわかるのではないでしょうか。