2006-10-04 初秋の京都紀行(7) 「兼好法師の徒然草に、『あだし野の露消ゆる時なく鳥部山の烟立ちさらでのみ住果つる習ならば如何に物の哀もなからん世は定めなきこそいみじけれ』としるされ、式子内親王は、『暮るる間も 待つべき世かはあだし野の 松葉の露に嵐たつなり』と歌い、西行法師も、『誰とても 留るべきかはあだし野の 草の葉毎にすがる白露』と人の命のはかなさを詠んでいる」(と、これもパンフそのまま) ただの、たくさんの石が、あたしがそこに踏みいるとき、生命と死との境となる。この不気味さよ、風となれ。