fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

「モチベートがかからない」とか「やる気がでない」という質問をよく受けます。私は、人との出会いや映画、音楽、本などに救われてきました。なかでも、人のことばは、大きな意味をもちました。これからは、そういうことを思い返しながら、生きていくのに基礎となった一般教養や歴史、データなどのピースを散りばめていきます。ご興味があれば、そこからググってください。あなたがこの社会と結びつき、生きていくエネルギーとなるのに、少しでもお役立ちできたらうれしいです。[2021/08]

孤高の画家 藤田嗣治(8)

1950年、パリ。すでに、友人スーチン、モデリアーニは世を去っていた。
洗礼、レオナルドと名づけたのが、73才。日本人を捨て去る。
「パリでは、よい批評家は認めてくれる。美術家に国籍はない。」
心の中の理想の世界を求め、子供を描く。
自分の絵のなかの子供を愛したい。ヴィリエ・ル・バクルへ移る。
日本の食事、日本の趣味。大工、アクセサリーづくり。ミニチュアづくり。
礼拝堂を受注、キリストの生涯をフレスコが、ステンドグラス、すべてつくる。
その絵に最後の自画像を入れる。パリの異邦人だった生涯。