fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

孤高の画家 藤田嗣治(8)

1950年、パリ。すでに、友人スーチン、モデリアーニは世を去っていた。
洗礼、レオナルドと名づけたのが、73才。日本人を捨て去る。
「パリでは、よい批評家は認めてくれる。美術家に国籍はない。」
心の中の理想の世界を求め、子供を描く。
自分の絵のなかの子供を愛したい。ヴィリエ・ル・バクルへ移る。
日本の食事、日本の趣味。大工、アクセサリーづくり。ミニチュアづくり。
礼拝堂を受注、キリストの生涯をフレスコが、ステンドグラス、すべてつくる。
その絵に最後の自画像を入れる。パリの異邦人だった生涯。