05.文化・芸術・スポーツ・日本人
エンジェルスの大谷翔平選手がアメリカン・リーグMVPに輝きました。日本人としては、イチロー選手以来、2人目、しかも、1位票満票での受賞です。 2018年に肘の手術をした大谷選手が、今年、大活躍したのは、心身ともに鍛えて調整して、絶好調で迎えられたか…
アートの世界で生きていく一例を、大御所過ぎますが。 今年は「北斎づくし」が開催されました。生誕260年記念企画特別展で、六本木の東京ミッドタウンホールでした。また、映画「HOKUSAI」も公開されていました。 最近の日本の展覧会で、人気があって、入り…
日本は、ハイコンテクストでの察する文化風土です。内なる人には密でも、その外の人に対して無関心です。外と内に分け、内だけに強い関心をもつわけです。 そういえば、最近、横断歩道にいると時々、車が止まることがあります。海外では、横断歩道では、車は…
NHKのど自慢は1946年1月から、 歌会始で歌の募集は1947年から、始まり、今に至っています。 日本人は、宴会の歌、歌声喫茶、カラオケのほかに、 次のようなものを楽しんでいました。 和歌、俳句、川柳、落語、講談、浪曲、詩吟、能、狂言など、 これらは、日…
日本人は、第二次大戦後だけでなく、江戸時代など、世界でも稀に見るほど長く戦争を避けてきた時期がたびたびありました。平安、室町、江戸、大正と、木村尚三郎氏が、女時と言った、平和な時期が、戦乱の男時と交互に来たわけです。 日本の場合、庶民もまた…
富士山は、世界文化遺産として登録されました。自然の山を対象とした自然遺産の登録ではなく、日本人の文化としての関わりで認められたわけです。 日本人の、ときに国際的に非難される、あいまいなままにものごとを進めていく、白黒つけない、それは、みえな…
戦後、日本人は、アメリカのライフスタイルに憧れて、モノを買い集めていきました。それを団地の2DKに詰め込み、通勤ラッシュにめげず、サラリーマンとして会社でのポストと報酬を生きがいに、ニューファミリー族で頑張ったものです。 映画やテレビでも、欧…
海外の人は、総じて自立心が強く、マスクせず顔を出す、対面で座って食べることに意味はみられます。 日本人は、おしぼり、濡れナプキンでみられるように、潔癖好きです。ホームステイへの抵抗感が少なくニートとひきこもりも慣れています。「巣ごもり」とし…
「あなたたちは傷ついていて欠点だらけで美しい最高のバカだわ」(映画「シンクロ・ダンディーズ」2018)
猛暑の中、もっと頑張っている人たちを見ていると、 元気になるものです。 決して100メートルも歩かないで、 熱中症でへばった犬を思い出してはなりません。 ということで、夏は甲子園。 強豪校相手に勝ち抜き、試合後の校歌を、 一昨年秋から体を大きく反っ…
1985年1月28日、ロスで「We Are The World」をライオネル・リッチと曲を作ったマイケルは、45人中、弟のランディを除いてもっとも若い26歳だった。 当時、ハリー・ベラフォンテは57歳、クインシー・ジョーンズは51歳。マイケル以外に、これまで亡くなったの…
「アンヴィル!夢を諦められない男たち」へヴィメタバンド、51歳オリップスとロブのストーリー。「今から○年後に人生は終わる」だから、今しかないといいつつ、30年間続いているバンドのドキュメンタリー。オジー、ガンズ、メタリカなどが一目おく実力と、か…
スターズ・オン・アイス チャンピオンのコーチ「何ができるかを想像して 見せてやれ」「自分で考え、自ら問題点を発見し、克服する」「トライしたことが、どう結果になるのか理解すれば、次から予想できる。そして、どうするかを考えるのよ」 (世界を変える…
目利きがいない日本の歌の世界では、評論が成り立たないので、その成長を阻害しています。アートは癒しでなく、アイデアがエネルギーの元。活力源となるのは、ライブです。日本はやった人ばかりしか認めず、育てた人や評論家の地位が低いものです。その人だ…
1968年結成から40年間、RCサクセションとして活動、私は72年「ぼくの好きな先生」のヒットで知ったのですが、大学生の時、初めてキャンパスで会いました。それから私がトレーナーになっていくなかで、さまざまな刺激を得た方でした。言いたいことをそのま…
教えるのは理屈だけで、現実はWBCのイチローの野球でみるまでもなく、成績を残してのみ認められる。絵画に対し、音楽はDNA、免疫が強くなるのかしら。マネしたもののように、不快で気持ち悪いのは、人には認められにくいのです。私のところでは、基本をや…
52年の歴史。1964年美空ひばりにより、芝居と歌謡ショーの二部構成、歌手が座長をする。最後は9月北島三郎の「国宝忠治」と「歌」、あの三重のせりあがる盆(回り舞台)が、コマのように回るので、コマ劇場。コマとは独楽と書く。1992年に、年間100万人動員…
師匠選びも芸のうち、十七歳で談志を選んだ。「やたけた」向こう気が強いムチャクチャ、バクチ打ちの気骨が才能。志の輔、志らくなどに、談春とは「患うほど気を尽くせ」と、談志にいわれた。「怒りがないと、前に進めない」 人を押しのけるガッツが男として…
08年11月17日、東京渋谷駅とマークシティを結ぶコンコースに、岡本太郎の巨大な壁画「明日の神話」が設置された。巨匠ピカソに「彼は、われわれみんなの父のような存在だった」と言わしめたポール・セザンヌ。2009年1月25日まで、横浜美術館で開催される「セ…
「イキガミ」は、まんがでパスしていたけど、なぜか見に行って、最近の私のブログで述べていたようなことを一つにまとめてくれた。それは、「人は他人のために生きるもの」だってことで、「そのために自分のものを活かさなくてはならない」ということ。しか…
陸上選手ボルトは、ジャマイカのクラブミュージック好きだが、レース前は集中力がそがれるからと、コーチから音楽を禁じられている。一方、フェルプスは、爆音で音楽を聞いて集中力を高めるそうです。それはそうと、野球もいずれ、今回のタイブレーク方式で…
中国は、人間の多さと世界の歴史を作ってきた自負から、大いなる自信をアピールしたようね。入場行進の順序は、漢字表記の最初の文字の画数の少ない順。いつものアルファベット順でないのも、中国のアピール。リュウカンとサラブライトマンの「あなたと私」…
一所懸命やることは、そのまわりの人を元気にする。オリンピックは、一所懸命やって結果を出した人たちの、コーチも監督も含めての祭典なのだ。人のためにやっているのではないのに、結果として人のためになる芸人をめざせ。
いえいえ、私は中国へはけっこう日本人として厳しい見方をしているが、この開会式には、すなおに脱帽して、素晴らしかった。(日本の長野オリンピックを引くまでもないが・・・)みこしのシーンで武装の男性が皆で大笑いしているシーンと、26歳朗朗ピアニ…
北京オリンピック開会式、時差が1時間しかないというのはよいことだが、いや、1時間と10秒かしら? 生中継といえない。今の日本で(日本でなくとも)10秒の判断は、できるのかしら。女の子の歌はアテレコ、会場への大きな靴の明りは、CGだとか。
戦争もテロも、映画やアニメの世界でない。確かに「戦争を知らずに僕らは育った」のでしょう。太平洋戦争の証言を残すのも大切だけど、この63年、あるいは、この10年に起きた戦争と、日本をもっと掘り下げることも必要でないでしょうか。今の日本の貧し…
いや、表現に関わるのはそういうことだと、自由をキープするのは大変なことだと、つかの間の自由を享受しているなら、そこに積み上げられた多くの人々の多くの年月を学んで、その責任と義務とまでいわなくとも、考える時を持って欲しいのです。世界を、歴史…
自分の人生だけを考えて生きて、しかも他国のことや過去、将来のことを学ぼうとしなければ、いともたやすく、平和や平穏、安全、安心はなくなります。わずか数年あれば、世界の情勢も人の感情も、大した理屈もなく、大きく変わってしまうものなのです。多く…
それが生であり、自由の代償であり、何かをするということは、表現するのも、会社をつくるのも、仕事をするのも、そういうなかに入ることです。何もしないことも、それは次代に、そのつけを回すという意味では、同じことなのです。戦地になったり、他の戦争…
思想や宗教といわなくとも、私たちは常に周りの人と、今、地上にいるすべての人と関わって生きているのであり、今を未来へつなげる役割を担っているのです。無関心、知っていて見て見ぬふり、知ろうと努力しないことは、罪であるし、言うべきことを言わない…