fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2016-01-01から1年間の記事一覧

ブラックな時間 2016/06/25

ブラック企業は、正論で貶められた会社ともいえます。企業であれば、どこかにブラックな時間があるものですが、それが常態化したのがブラック企業です。つまり、ブラックに染まって、その色がみえなくなったのです。しかし、本人でなく、周りがかわいそうだ…

感情労働 2016/06/20

「察しろよ」は、かつて、上司の部下への圧力でしたが、今や、部下が上司にそういう圧力をかけています。お客がお店に対するように、です。「私を働きやすく楽にさせてくれない上司は無能ですよ」と。サービス業は、感情労働と言われます。自分の気持ちがど…

声と耳の科学の限界 2016/06/15

例えば、「カクテルパーティ効果」というのが発見され、命名されたと。でも、そこからの耳のフィルター能力など、未だにほとんどわかっていません。耳で聞いたらわかることを、データとしてあげて、それを少しずつ理論にしているだけです。それが耳で判断で…

大きなテーマを 2016/06/10

テーマとしては、絞り込んで、現在の教授が判断できるような、つまりは、重箱の隅をほじくったような末端の、手ごろに扱えるものしか論文になりません。そこにおいても、他の分野の方が、よほど独創的、かつ役立つものが出ています。私自身は、問題提起を、…

承認されたい 2016/06/05

承認欲求については、少しでもやったことに「いいね」を集めたがるのは、自信がなく不安であることの表れです。でも、自信がなく不安だからがんばれるのではないかと思うのです。自信を失わず不安を感じなくして生きていると成長できないでしょう。そうでな…

世論と世間 2016/05/30

よろん、パブリックオピニオン、せろん、ポピュラーセンテメンツは、日本にあるのでしょうか。 メディア、ラジオ、新聞は、戦後も、なぜかGHQに解体されずに継続されたそうです。それが、反体制をとれない体質を温存したのでしょうか。 何か事が起きると世論…

コミットメント 2016/05/25

「何もかも疑わしく思えます」という人に会いました。 すべてを疑い続けたら、あなたという主体もなくなります。何事も怪しいとばかりに考えていくと、新しく学べず、行動も伴わずに終わります。他人を嘲笑しているうちに、人生も終わります。無責任な傍観者…

人生の主役 2016/05/20

一億総活躍社会構想は、日本の労働不足を補っていくのでしょうか。家事分担や子育てを楽しむ女性が社会的地位の向上を妨げているとかになりかねない。今の少子化なども、面倒なことを、それがもたらす生きがいや充実感もみずに排除したり、ただ負担としか捉…

過剰反応 2016/05/15

保育園の子供声がうるさいというクレーム、学習帳の表紙の昆虫の写真掲載中止要望(すでに処理済)など、自分に不快、慣れていないものは、すぐに排除したい、そして、排除できるという発想とその権利の要求、いや、それにすぐ応じる人たちの事なかれ主義が…

書く力と思考力 2016/05/10

「SNSで、文章力や思考力はつきますか」と言われると、私は、LINEは、話ことば、ツイッターは、話ことばに近いものと思っています。ブログも、少しずつそういう書き方になってきました。たとえばですが、果たして文章を読まずに音声入力したものは、文章力と…

「日本死ね」問題 2016/05/05

待機保育問題なども本当は都市一極集中が最大の要因です。情報化IT化の進展でこれからは今までの仕事がどんどんなくなります。(もはや江戸の長屋のような暮らしに戻れるとも思わないので)日本人死ねとなりかねません。今の日本では人生目標の創出できない…

近代化と民主主義 2016/04/25

近代化とは何だったのでしょう。アフリカ、アラブにも、今やアメリカの高層ビルが乱立しています。近代化とは西洋化であり、アメリカ化だったわけです。日本とアメリカの違いは、元々、アメリカ―進歩的 見えるもの中心に、ヴィジョン、欲、であるのに対し、…

ナショナリズムと格差 2016/04/20

国と庶民の生活というのは、いつから深く関わるようになってきたのでしょう。日本では、西南戦争の頃まで、海外でもナポレオン戦争の頃までは、政府は、国民を把握していなかったから、庶民にとって戦争は天災のようなものだったようです。今の日本人以上に…

移民、難民問題 2016/04/10

保育園の子供や障害者を近づけない日本人が、移民を積極的に進められるはずもありません。「人は人、自分は自分」で割り切れないことのよさも悪さも出ているのです。自国民が嫌がる仕事を、安く移民で賄うことが何をもたらすのか、わからないではないでしょ…

沖縄の問題 2016/04/07

10兆円ほど投じてきても仕事のない沖縄、東北と同じく、政治の失敗例で、 結局、第七艦隊と佐世保と横須賀基地で足りているのを、日本の支配だけでなく戦場として不沈基地を設けていざというときに暴発させる。 単に飛行場なら、一昨年訪れた宮古島の下地島…

先にあるおもしろさ 2016/04/01

正月に、二宮さん主演の「フリーター家を買う」をみました。竹中直人さん扮する父親との確執のなか、厳しい環境の現場のバイトで自立していく青年の物語です。 彼は、褒められないとやる気が出ないタイプで、どこでもサッサと辞めてしまう。それが、あるとき…

謝罪と責任(日韓問題) 2016/03/30

日本人は、甘え、頼りたがるので、それが満たされないと、拗ねる、ひがむ、嫉む、そしてひねくれる、恨むということになる。だからすぐに謝る、謝って済まそうとする。謝罪あって和となす日本と異なり、他の国は、非を認めたら責任が伴う、賠償、最悪、死罪…

矛盾 2016/03/25

勉強のできる子をほめているのに、そうでない子を軽蔑するなというようなことは矛盾でしょう。できる子には、それを誇らないということで、内に他の人への軽蔑が生まれます。 能力、向上心、容姿が、現実にとても優遇されているのに、そう言えない社会で、ビ…

きちんとする 2016/03/20

きちんとするには、きちんとしていることを知って、きちんと実感する人になることからです。何も知らないで実践しない人もいますが、大多数は、知っていながら実践しない人、できない人です。それでいて、人にきちんとしてもらわないと嫌で、きちんとしてい…

論議の劣化 2016/03/15

昔なら、何か言ったら反論されたのです。年長者、先生や先輩には、威厳と説得力がありました。今は、よほど異なる意見以外なら「いいね」、違ってもスルーされるのかと思います。 団塊の世代の残した形だけ整えた論争、つまり、相手が何を言っても結論が変わ…

信じる 2016/03/10

鈍感なら差に気づかないので、敏感で、正しくありたい人ほど、自分と異なる人を攻撃するのです。 特にこの時代、権利を高らかに主張して、楽に安全な弱者となろうとします。差別された立場の人なら、なおさらです。自分の正義と思うものを肯定し、時流が味方…

差別 2016/03/05

不満、嫌悪、軽蔑を感じると、人は、周りのものにあたったり、他人を差別したくなります。それは、個人的感情と知りつつ、大半は、他の誰かと同じように、という欲をもつものです。つまり、他人に動かされているのです。もちろん、それで引っ張られて、よい…

「使えるものとは」 2/10

情報も知識も、使えなければ、何もない方が、まだ直観が働くだけ、ましです。私は、声について多くを出版し、毎月会報に本一冊分くらい述べています。ニュースソースは、レッスンでのやり取り、訪問者との会話、といった現場です。後は、TV、本からの着想で…

アート 2016/01/15

日本中のあちこちで展開されているショッピングモールと、帝国主義の植民地政策のプランテーションは似ていると思うのです。アメリカのグローバルスタンダードか何か知らないですが、日本の地方も同じフランチャイズばかりのつまらない景色になってきました…

行 2016/01/10

なぜ、修行のための寺は、駅前でなく山奥にあるのでしょう。商売は、客の利便性を考え、駅前に出店しようとします。駅前留学NOVAは、その典型でしたが、大学までもその動きにのっかってきました。 便利さ、効率のよさは、幸せや充実感とは反すると思うことが…

2016年頭にあたって 2016/01/05

殺されないためには自衛してよい、ということで正当防衛は認められています。そこから正当な軍事力の行使とか、社会で正義とされていることの実践につながります。でも、この理屈で、過度に守るとなると、殺されそうだから先に殺すとなる。さらに自分だけで…