fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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陰謀とフェイク 阪神淡路大震災28年

阪神淡路大震災28年、黙祷。

当時、関西クラスのうち、神戸周辺からけっこう多くの人がいらしていて、いろんなことがあり、こちらでもあたふたしたのを覚えています。

皆、あれから、28年、歳を重ねていることだけは同じ、いや、亡くなった人もいるでしょう。

関わった人の思いを抱いて、生きていく、黙祷。

 

 

陰謀論への対処

昔であれば、天災が起きただけでも、いや、流れ星だけでも、政治が悪いなどとなったのです。

石原慎太郎さんの天罰発言を思い出しました。日本人は我欲を津波で流せ、というのを言葉が足らなかったと、、。

 

陰謀論は、実際に陰謀であって、政治工作や仕掛けによって、世の中を動かすこともあります。ですから、決して無視してよいということにはなりません。

たとえば、何か事件が起きたときに政治家や経営者が失脚することがあります。それが、その事件そのものと関わりがないことも多々あるのです。

 

フェイクニュース

陰謀を暴くのは、科学者なのか、捜査当局なのか、ジャーナリストなのか、なんとも日本では微力です。

陰謀をでっち上げ、フェイクニュースと考えてみると、かなり身近になるでしょう。

教師でも会社でもご近所でも、人の集まるところ、陰謀だらけなのです。

 

そういったものを発信するのは、何かしら、自分の利益と関係してくる人たちが多いでしょう。

トヨタの社長のワクチンへの言及やバーブラ・ストライザンド地球温暖化キャンペーンを動かしているとか、フェイクニュース#がありましたね。

本質を見極める眼を磨きましょう。

 

 

 

#フェイクニュース

昨年、トヨタ豊田章男社長が記者会見で「私は、ワクチンを打っていない。ワクチンはDS(ディープステート、影の国家)が人口削減のために用意した遅効性の毒。打つと2年以内に死ぬ」と言ったとかが、Twitterトレンドに上がったりしました。

 

バーバラ・ストライサンドら、森林破壊の問題に取り組むようEUに懇願 | BANG Showbiz Japanese  https://nordot.app/968213283616718848

 バーブラ・ストライサンド | ソニーミュージックオフィシャルサイト
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BarbraStrersand/profile/

ライディーン 世界の構図 バーチャル保守

◯さようなら、ライディーン

YMO高橋幸宏さんが脳腫瘍で併発した誤嚥(ごえん)性肺炎で死去。(70歳 1/11)

1980 年「ライディーン」#が走り出しましたね。

 

#<『ライディーン』(雷電RYDEEN)は、イエロー・マジック・オーケストラYMO)の2枚目のシングル曲。1980年に発売。テクノポリス」と並ぶYMOの代表曲。江戸後期の力士「雷電爲右エ門」から。細野の「アメリカで『勇者ライディーン』っていうアニメがヒットしている」ので「『ライディーン』にしちゃおう」という発言で。映画「スター・ウォーズ」を黒澤明監督が撮ったらどうなるか、が発想の起点だった。戦闘ゲームや馬が走る音が入る。(Wikipedia抜粋)>

 

◯世界の構図

日本がロシアや中国ともうまく経済活動したいのを、アメリカは、いつものように邪魔するために岸田総理を訪米させ、日米でやっつけようと迫ったのです。もちろん、岸田総理はホイホイと強硬な発言でアメリカの顔をたてます。日本のマスコミは、政府、アメリカに媚び、中国敵視に引っ張り、そうした指摘さえしないのでしょう。

 

◯保守とバーチャルの現実

さて、人間というのはよほど困ったり、飢えたりしなければ、案外と不平とか不満に耐えられるのです。それを解決しようと、自分で考えて行動するというのは、とても面倒だからです。

それなりの報酬や休みをもらえて生きているのであれば、大抵は、現状を肯定するのです。

特に、お上に巻かれ、同調圧力の強い日本では、その傾向が強いのです。

自分よりも働かなくて贅沢三昧してる人や私服を肥やしている人がいても、革命を起こそうとか戦おうとはなりません。今の生活を壊してしまうことを恐れて、踏みきれるものではないのでしょう。

ただし、それを知って生きているのか、知らず気づかずに生きているかは大きな違いです。

もしかすると知らずに生きている方が幸せなのかもしれません。

映画「マトリックス」「トータル・リコール」の世界です。

しかし、それでは、とんでもない方向に行き、やがて取り返しの効かないほどの惨劇となって、私たちの身に降りかかってくるのです。少なくとも世の中の動きに関心を持ち続けなくてはなりません。

 

陰謀論 UFO

<米軍による未確認飛行物体(UFO)の目撃証言が、数百件に上っていることが、公開されたべ政府報告書から明らかになった。アメリカの国家情報当局は、これまでに510件の目撃情報を把握している。>

 

陰謀論

日本にも陰謀論の好きな人たちがいます。今なら、ネットなどでいろんな情報が山のように出ているので、いつも探しているのでしょう。テレビでも、そうした番組があります。

どのあたりまで本気なのか、バラエティーなのか分かりませんが、案外とびっくりするような人が、それを信じていたり支持したりしています。

 

私も、わからないことに関しては、判断しません。まず、根拠や情報元というのが不明なものについては、考えようもないのです。ですから、情報源をみるようにします。

 

本当の陰謀は、その名の通り、陰で謀られているものなので、そう簡単に表には現れないでしょう。陰謀だと話が上がってくるようなものであれば、それを抑える力を持っていない程度の人たちの動きで大したことないということになります。表に出ていたら、それはもはや大した陰謀ではないのです。もちろん、抑える力がなくなって、出てくることもあります。このときは、出た情報より、出てきた事実、権力地図の塗り替え、変遷の方が重要なのです。

 

よく「秘密だけど」とか「ここだけの話」「あなただけに」と言われるような話があります。よほど親しい人でない限り、そうした類のものではないのです。ですから、そんなことを信じては、ろくなことにならないのです。

 

◯現状肯定と隷属

誰かがこの世界を動かしているというのは、確かにその通りだと思います。しかし、この世界を動かせるほどの人たちなら、それを気づかれないようにしているわけです。

本当に地球に来ることのできるような宇宙人がいたら、地球人に気づかれないようにしているのと同じです。

 

このブログで取り上げてきたアメリカの日本支配もその一つです。だいぶ、ボロが出てきましたが、日本人としては、支配されることに慣れ、なんとも思わなくなっていることの方が

恐ろしいです。それを隷属と言います。

 

 

 

改革の実現

岸田首相が、年頭に掲げた「異次元の少子化対策」が議論を巻き起こしています。防衛費増額と同じで、規模が先にあり、財源の議論は後回し。

これまで解決できなかったのですから、先に掲げる分にはよいのですが、ん、規模さえわからない、、。

「異次元」など使うと、後がないだけに、ほんとに後がない問題だけに、防衛費などが吹き飛ぶくらいの思い切った対策をと願います。岸田総理では、岸田総理ゆえに無理そうなのですが、、トチ狂ってでも実行してくれないものでしょうか。

 

◯誰のための改革

政策をつくる側が、きちんと先を読まなければ、結果として裏目に出ることがとても多い、いや、多くなったように思うのです。

たとえば、2013年4月に施行された改正労働契約法等では、5年を超えると正社員で雇用するように決めたわけです。しかし、多くの企業は、5年の前に雇い止めをしました。結局、非正規労働者が余計に不利になったのです。

わかっていてやったとしか思えませんが、わかっていなかったのか、そういうふりしているのか、ともかくも、こういうことをやめることです。

このところ、日本の改革は、ほとんどが、こうだったのです。

 

◯改革はなぜ進まない

改革は、企画や研究開発も似ています。限られた資金を、優秀や有能だと思われるところに集中的に投下しようとすると、大きな発明は期待できなくなり、大きな収益もなくなるということです。

そもそも、優れたものだとわかるのは、後からのことであって、結果として、小賢しく立ち回りの上手い人たち方が、煩雑な事務手続きをうまくやって、その資金を手にしてしまうわけです。

GOTO、、とかも、皆、そういうパターン、、。

これはとても日本に多い現象です。今の助成金、給付金にも顕著です。

 

スタートアップや起業家が出にくいのも、そのためでしょう。最初から補助金などに頼るということは、そういう枠の中に自分たちの思考を入れてしまうことになるからです。

 

そして、何よりもそれを判断する人たちの頭は、固定観念に支配されているわけです。

どこかで成功した事例や評判などを考えて、融資したりするのです。革新的なものを見抜く眼がない、あるいは、10個のうち9個がだめでも一個で元を取ろうというような思い切った判断ができないのです。できない人が裁量をもっているわけです。

もともと安定志向で、公務員や銀行員になったような人にそんな決断は無理だということは、考えなくてもわかるでしょう。この日本では、ずっとそのようになっているのです。あらゆる面についても似たようなことがいえます。2世3世も、その傾向が強い、守りから入るからです。

 

◯改革の挫折パターン

意図した結果を阻むものは、そうでない価値観を持つ人たちがいて、そうした人の意図が働いたということになります。

あまりその考えにとらわれると、これは陰謀論ということになります。

うまく結果が出ないからといって、必ずしも陰謀があったとは限られないのですが、ドラマや映画では、これはとても面白いので、よく取り上げられます。

 

 

 

科学と創造性と再現性

ということで、現実は応用にとんでいて、あそび、ゆるみに溢れているのです。

それに対し、科学はそこから距離をとって、ゆるみがない土俵となります。ですから、科学トレーニングと名づけると、信用度が増すわけでしょう。

しかし、そこに科学とか科学的というものほど、創造性を志向していないともいえます。

 

◯科学の再現性

科学では、厳密な定義と演繹的な推論を重要視します。特に数値や公式を使って説明するのは、リアルからの距離をとらなくては、ケースバイケースで曖昧になるからです。

演繹的な推論とは、前提から結論へのつながりを明確にすることです。いわば、三段論法です。

一言でいうと、誰がやっても同じ結果にならなくてはいけないのです。そうしたところまで組み立てての再現性が必要です。

 

◯トレーニングでの再現性

私の使っている意味での「再現性」というのは、二つあります。

一つは、個人おける身体での再現性において、他の人が同じことができるということです。個人の才能や資質、状況などに寄らないということです。フィジカルなトレーニングであれば、誰にでも同じぐらいの結果を出すという意味で、こうした再現性を含んでいるわけです。

クリエイティブなアーティスト性ということになれば、本人の中でもブレイクスルーであり、基礎とはかけ離れていきます。基礎からかけ離れたものを出すために、基礎としての再現性が必要だと捉えてみてもよいでしょう。

病気であれば誰もが同じように治ればよいのですが、創造性とは誰もが同じようにすれば、それは創造にならないわけです。マイナスからゼロに戻すのと、ゼロから1を生み出すのは根本的に違うのです。

もう一つは、本人自身が、確実に何度も一分違わず、全く同じことを何度でも繰り返せる再現性です。芸事では、それが基礎となります。

とはいえ、こうした再現性とは、型ということで鍛錬するとみてもよいでしょう。

もちろん、個々に違う人間の能力に科学を当てはめる時点で、前提が破綻しているのですが、そこまで厳密に考えると、研究もできないので、そこらは、あそび、ゆるみとなるのです。

 

◯なり切る

うまくいかなかった人たちに対しては、その人がおかれていた状況をでき限り理解しようとして臨むことになります。

例えば、注意力不足が原因のようにみえたとしても、その状況では誰もが注意不足になっていたかもしれません。多くの場合、失敗もまた複合的な要因で生じるからです。そのまえに、うまくいかないとか失敗が、本当にそうだったのから疑うことも必要ですね。

 

 

社会を動かすのに どうする家康

『どうする家康』

視聴率は、2018年の「西郷どん」と並び、1989年の「春日局」の14・3%に次ぐワースト2位タイとなった。どうするNHK

『どうする家康』の今川義元の出陣前の舞は、野村萬斎さん。これまでは、信長が桶狭間に向かうのに「人間五十年、下天のうちを比べれば夢幻の如くなり。」と謡い、幸若舞を舞う姿が描かれてきたものですが、(『信長公記』)、今川側のは初めてでしょうね。スマートだし。

義元は、桶狭間では自ら太刀を手に奮戦、敵方の指を食いちぎったなどの話もあるそうで、その脇差は「左文字」という名刀、信長から秀吉、家康と受け継がれているとか。

これで62作目となる大河ドラマ、家康は、最多の27作登場。(織田信長豊臣秀吉は、ともに20作。)

で、今回、家康は、弱虫、泣き虫、へたれ小僧というイメージで描かれています。

紅白と同じく、若者受けを狙ったか。

毎回、「どうする、殿?」が繰り返されるパターンなんでしょうね。

 

 

◯社会のあそび

戦国時代に限らず、いつの社会も思い通りに動かせないし、意図しないように動くものです。

それでも、随所にあそびがあります。あそびとは、ハンドルのあそびのように、ゆるみや余力みたいなものです。

いろんなものごとは、かなりゆるいものでつながっているのですが、それは、後から眺めてみなくてはわかりません。神の視点です。

ですから、現場では、きちんと考え、強い意思を持って行動すれば、案外と動かすことができるのです。

思い通り動かしたり理屈通りに行くのではないのですが、そのゆるみを知り、それなりに大きく考えれば動かすことができるのです。

 

◯動かす余地

大体において、ものごとは、決して自分の思い通りにはなりません。しかし、動かす余地というのは、いくらでもあるということです。ある意味で、ゆるいということです。

世の中は、人々がきちんと計画して変わってきたものでもありません。生物の進化でさえ、我々人間を含め、残念な生き物#だらけなのです。

皆が望んだことでとんでもない悲劇になることもあれば、あまり、よしとしないことで、よい結果が出るときもあります。

いつも、どうする家康?なのです。

 

歴史は、偶然の重なりを、あたかも必然であったかのように、そうした俯瞰能力に長けた人たちが編纂してきたものです。そうでないと、私たちは理解できないからです。ともかくも因果関係を無理やりつけて、時の流れを読み解くのが、最も納得できる方法だからです。

 

 

#『ざんねんないきもの事典』

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典は、高橋書店が出版している児童書。動物を題材としている。オリコンの“本”ランキングのBOOK部門で2017年に1位を獲得した。2020年9月時点でシリーズ累計発行部数は420万部を突破(Wikipedia)

 

 

 

社会は計画通りにならない

◯実現しない理想社

なぜ、「皆が働き、その富を均等に分け合い、平等に暮らす」という理想が、実現しないのでしょうか。それどころか、それをめざした多くの社会は、独裁体制の監視社会になり、自由を制限するようになったわけです。一時的に理想が実現できても、すぐに腐敗していくのです。組織というものの宿命なのかもしれません。

それが万人の望む理想ではなく、それぞれに理想は違うからです。働くのは嫌、富の均等配分は嫌、平等は、嫌という人は、いくらでも身近にいます。きっと、それもまた生き延びてきた人間ですから、地球が滅びるまで、我欲から逃れえないのでしょう。

 

全体主義社会主義共産主義は行き詰まる

「計画経済がうまくいかない」と主張していたのは、フリードリヒ・ハイエク#です。

彼は、自主的秩序という概念を唱えました。誰かが意図的に成形して作ったのでなく、人々の行為が折り重なってその結果、自然発生的にできた秩序のことです。市場もそうであると考えたのです。

意図した結果としての、市場ではない、だから、経済を計画してもうまくいかないのです。

もちろん、資本主義や自由な市場経済の国々もうまくいったわけではありません。大きな問題は、不況や失業です。

今の日本がよい例です。任期がもうすぐ切れる黒田日銀総裁#の計画と現実の結果を見たら納得でしょう。

 

◯動かす

意図してものごとを変えようというのに対して、否定的なのが、保守主義です。多くの人は、急激な社会変化を好まないわけです。

大体のものごとは、それほどしっかりと考えられていないままに変わってきたのです。

 

私も政治や社会が理路整然として動くことなどは期待していません。

人々は、理屈で動いていくわけでもありません。どこかに利益や経済的な支えがないとちゃんと回っていかないからです。

 

 

#黒田東彦(1944〜)

リフレーション政策を重視するリフレ派(reflationist)である。

2%インフレの物価目標や景気回復に対して、消費者物価指数(生鮮を除く)は2015年は0.5%、2016年は-0.3%、2017年は0.5%、2018年は0.9%。1世帯当たりの実質消費支出も2015年は-2.3%、2016年は-1.7%、2017年は-0.3%、2018年は0.3%。(Wikipedia)

 

#フリードリヒ・ハイエク(1899〜1992)

彼の自由主義とは反合理主義であり、人間の理性には限界があり、慣行・慣習・マナーといったルールに従うべきであり、ルールに従わなければ、人間は不完全な理性しか持たないので、制度を設計したりすることはできないとする。つまり、理性を使い、国家や社会という複雑なものを合理的に設計できるというマルクス主義全体主義は誤謬であるとし、彼らは自分たちの理論に従い世の中を設計し、その理論から外れたものについては弾圧する。ハイエクにとっての全体主義は合理主義で、反合理主義こそが自由主義であるとされる。(Wikipedia)